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会長挨拶

会長写真

令和2(2020)年
全国保健所管理栄養士会
会長 新田 和美

このたび、焔硝岩政樹会長から全国保健所管理栄養士会の会長職を引き継ぐことになりました。福井県福井健康福祉センターの新田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 

さて、当会は、都道府県・保健所設置市・特別区の保健所に勤務する管理栄養士を中心に、資質向上などを目的として、平成19年に組織化され、平成29年に10周年を迎えました。

公衆衛生に従事する保健所管理栄養士は、広域的・専門的な公衆栄養行政を担うため、国民健康・栄養調査等による地区診断などから健康課題を明確にし、市町村からの求めに応じて支援を行っています。また、健康増進法による特定給食施設等への指導、食育推進基本法による地域の食育推進、食品表示法による食品表示に関する指導等、栄養・健康づくり関連の重要な役割を担っております。

当会会員をはじめ、保健所職員の皆様が、総力を挙げて新型コロナウイルス感染症や、予測のつかない大規模な自然災害に立ち向かっている状況が続く中、栄養格差の拡大による栄養状態の悪化等が懸念され、今後ますます、保健所管理栄養士は、地域の栄養ケア拠点としての重要な役割を果たしていく必要があります。 

一方、市町村での栄養士配置により、地域で受けられる栄養サービスが充実したものの、県型保健所では公衆衛生における組織改革が進み、保健所の多くは、少数配置や1人配置となっている現状もあります。

このような時代の変化の中で、社会ニーズに的確に対応し、住民の健康を守る上で生じる様々な悩みや課題を、全国の皆様と情報共有・連携を通じ、解決の場として全国保健所管理栄養士会を活用していただけたら幸いです。

また、私たち自身が、新たな日常を支える包摂的な社会の実現に向け、最大限の力を発揮することで、時代に求められる保健所管理栄養士を目指したいと考えております。

これまで、多大なる御支援を賜りました厚生労働省健康局健康課栄養指導室はじめ、全国保健所長会や全国保健師長会、日本公衆衛生協会等の関係の皆様に御礼申し上げるとともに、今後も御指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。そして、全国保健所管理栄養士会の活動により、会員皆様への情報提供等さらに努めていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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